輸入雑貨

北欧のキッチンウウェア

■北欧ホーロー鍋と言えば「ダンスク(DANKS)」
ヨーロッパ輸入雑貨のなかでも北欧の生活雑貨に注目している方は多いと思いますが、食器・テーブルウェアと並んで人気があるのはキッチンウェアです。キッチンウェアのなかでも北欧らしいものと言えばホーローのお鍋です。

 

ホーローの鍋で有名なのはデンマークのダンスク(DANKS)です。ホーローというのは鋼板にシリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもので化学的耐久性に優れている点が特徴となっています。食器、調理器具以外にも浴槽やキッチンンク、カップボードなどの面材にも使用されています。特にデンマークのダンスクのお鍋は、ホーロー用の基板材のお厚みがしっかり確保されていることから、熱効率が良くムラのない調理が楽しめます。デンマークのホーロー製品の評価が高いのはデザインの美しさだけではないのですね。

 

 

■「かもめ食道」でも使われていた「イッタラ」の鉄鋳物キャセロール
もうひとつ有名な北欧のお鍋はと言うとフィンランドの「イッタラ」の鉄鋳物キャセロール(鍋)です。これは映画「かもめ食道」でも登場しているのですが、「かもめ食道」のロケ自体がフィンランドで行なわれていたわけですから、「イッタラ」の鉄鋳物キャセロールがここに出てこなければ、それ自体おかしいというぐらいフィンランドでは有名なお鍋です。

 

鍋本体は鉄鋳物ですが、内側は白いホーロー張りになっていること、そしてブナ天然木で作られている取手は取り外して鍋蓋を外すためにも使えるようにデザインされています。炊き込みご飯や、「かもめ食道」の時のように肉じゃがをつくることもできますし、ジャムづくリにも使える鍋で、本当に万能選手と言えるものです。
ただし日本では非定番品ということで、国内でこのキャセロールを探すなら輸入雑貨店でしっかり仕入れているところを見つけるしかありません。値段は37,000円ぐらいになるので高価と言えますが、一生付き合える鍋ですから、料理が好きな方ならムダな買い物にはならないでしょう。

ファイヤーキングのミルクグラス

アメリカの輸入雑貨はアイテムのカテゴリがとても幅広いので「これこそがアメリカ雑貨」と言い切ることがなかなか出来ません。ただし、アメリカらしさを表現している雑貨としてどうしても外すことが出来ないのが耐熱ガラス系の食器群(オーブンで使用できる)で、アメリカの輸入雑貨店のうち、どんなテイストのショップでも、ほとんどが品揃えとして確保しています。なかでも有名なのがファイヤーキング(Fire King) 、そしてパイレックス(PYREX)です。

 

ファイヤーキング(Fire King)は、オハイオ州ランカスターに本社のあるガラス製造メーカー、アンカーホッキング社 (Anchor Hocking) が製造していた耐熱ガラスを使用した商品のブランドで、現在もガラス製造自体は行なわれていますが、1940年に製造がスタートしたファイヤーキングブランドの食器は1976年に終了しています。アメリカがいちばん元気だった時代を、一緒に駆け抜けてきたのがこのファイヤーキングというわけです。

 

ファイヤーキングは材質特有のミルキーカラーが特徴で、現在輸入雑貨ショップで並んでいるファイヤーキングはもう生産されていないヴィンテージです。それでもマグカップなら3,000円代〜5,000円代で手に入りますので手頃ではないでしょうか。
アメリカンアイテムのコレクターでない方でも、ファイヤーキングの食器なら少し集めてみても良いかなと言う気にさせられます。

 

なおファイヤーキングで使用されている耐熱ガラスのことを「ミルクガラス」などと呼んでいて、ファイヤーキング以外のミルクガラス系ヴィンテージ食器(マグが中心ですが)もショップによっては並んでいる場合があります。コンディションが悪くない一般的なマグで大体3,000円前後です。

 

パイレックスは現在も食器やキッチングッズが普通に購入できますので、輸入雑貨店などで取り扱っているものはオールドパイレックスです。古き良き時代のアメリカン雑貨が大好きな方にとってはオールドパイレックスものぜひコレクトしておきたい商品群となるでしょう。

ブンツラウアー

ヨーロッパ輸入雑貨のなかで東欧系は少しマイナーな印象がありますが、ドイツやチェコの輸入雑貨の中には日本人の感性に馴染む素敵な雑貨が結構見つかります。

 

中でもドイツ陶器は形状や絵柄にドイツらしさが滲み出ていて、素朴な良い風合いがあります。その代表とも言えるのが「ブンツラウアー」です。

 

ブンツラウアーとは、ドイツ・ポーランド国境付近のオーバーラウジッツ(Oberlausitz)、シュレージエン(Schlesien)地方に広がる陶芸様式のことです。
ブンツラウアーで最も有名なモチーフは、17世紀から使われていた「クジャクの羽模様」と呼ばれるもので、このモチーフを基本に様々なバリエーションが見られます。
オーバーラウジッツ(Oberlausitz)、シュレージエン(Schlesien)地方は陶土に大変恵まれており、16世紀初め頃から陶芸が行われていと言います。またこの地方で陶器製作が発展した背景には国立の陶芸専門学校があったことも深く関わっているようです。

 

1868年に設立されたSeiler(ザイラー)工房もブンツラウアー様式の流れを汲む陶器工房ですが、第二次大戦後シュレージエン地方はポーランド領となり、多くの陶器職人たちが現在のドイツに移住、ザイラー工房もシュレージエン地方を離れ、1948年よりドイツ中部のフランケン地方で陶芸を営んでいます。そのようなことからブンツラウアー様式は、色やモチーフなど、少しずつこのフランケン地方スタイルに変化していき、今では「ザイラー工房」独自のデザインが展開されています。

 

ブンツラウアー陶器はブルーとオフホワイトがベースであるのに対して、ザイラー陶器ではアイボリーやハニーブラウンといったカラー展開が見られます。ただしマグカップやティーポットなどのぼってりとした丸みのある形状などは、完全にブンツラウアーからの特徴です。ザイラー陶器にはストレートな形状のマグもありますが、両者の違いはカラーと絵柄と言っても良いように思います。

 

いずれにしてもドイツの輸入雑貨を楽しむのなら、これらの陶器を外すことは出来ません。ショップで見つけたときは、ぜひ手にとって、そのぬくもりに触れてみてください。

ミタラ

■洗練されたエスニックテイストが魅力の「ミタラ(Mitra)」
バンコクのファッションブランド「ミタラ(Mitra)」はタイを代表するエスニックブランドです。コットンパッチワークの洋服やカシミール刺繍のバック、フエルトポーチなどがあり、雑貨と洋服がちょうど良いバランスで揃っています。「ミタラ(Mitra)」はエスニック過ぎず、洗練されたキュートな柄が特徴となっています。バッグなどは結構ビビッドな色使いですが、コーディネイトにそれほど気を使うことなく、どんな格好にでも不思議とマッチしてくれるのが「ミタラ(Mitra)」の面白いところと言えるかも知れません。

 

ワンピースやチュニックなどは、なにも考えないで、そのまま着ていけるものばかりです。でもパッチワークや染めの感じなどはタイブランドらしくとても手の込んだつくりをしていて安心して着ることができます。手軽にタイエスニックを体験するのなら「ミタラ(Mitra)」を試してみてはいかがでしょうか。

 

 

■タイには日本人が主宰するアクセサリー工房もある
アクセサリーもタイ雑貨を探すときの楽しみのひとつです。私たち日本人はやはりアジア人ですから、アクセサリーもナチュラルで少しエスニックなテイストのほうが合うのかも知れません。真鍮でつくられたハンドメイドネックレスなどは、日本人である私たちにもしっくり似合います。タイのネックレスに使われているモチーフは結構手が込んでいて繊細な作りをしています。

 

実はタイにはmz-collectionという、日本人が主宰するオリジナルのハンドメイドジュエリー工房があります。この工房で展開されているアクセサリーも人気が高いですね。タイの輸入雑貨店でもたまに扱っているところがありますので、チェックしておくことをおすすめします。

北欧家具

輸入雑貨と輸入家具は厳密には違いますが、北欧の生活雑貨を見ながら、家具を除外することはできません。家具は室内装飾雑貨の延長線にあるアイテムということもありますので、北欧家具についても触れておきたいと思います。

 

北欧家具、特に50年代〜60年代にかけては、アメリカのイームズなどもそのひとつと言えますが、家具の世界は非常に盛り上リを見せた時代といえ、優秀なデザイナー・製作者が凌ぎを削って素晴らし家具を次々と生み出していました。そのなかでも別格言えるのがデンマークやフィランドなどの北欧家具です。

 

北欧の都市部では狭い住宅事情という問題を抱えていたことが、革新的で機能性に富んだデザインを生み出す原動力となったと考えられているのですが、もともと家具製作において高い技術があったことも、素晴らし家具が生まれてきた理由でもあります。
現在つくられている家具も素晴らしいには違いありませんが、「ミッドセンチュリー」とも呼ばれる、この時代のアンティークへの人気は衰えることがなく、新しい世代のユーザーにも常に憧れの的であり続けています。

 

キッチンやテーブルウェアを中心に揃えている輸入雑貨店でも収納系の生活雑貨と並んで、チェアやデスク、サイドボードなどを置いているところもありますが、本格的に家具を探すのであれば、北欧家具を取り扱っている輸入家具店、アンティーク家具店を探していったほうが良いでしょう。日本でアンティーク家具を扱っているところなら大抵は北欧の家具を輸入していますので、取扱店を探すこと自体はそれほど大変ではないはずです。